■あっくんの唇にさびた釘がぐさっ!
この傷、今でも少しだけ残っているんです。
あれは保育園に通っていた頃のことだったかなぁ。
元気ではしゃぎまわっていたある日のこと、家の畑で少し大きなバッタを見つけました。捕まえたいあっくんは、走って虫かごを取りに帰りました。
戻ってくると、いましたいました。そーっと捕まえようとしたその時、飛んで逃げました。あっくんは虫かごを持って夢中で追いかけました。
その時、木の根っこに引っかかってすってんころりん。
「ぐさっ!」とあっくんの唇に釘が刺さってしまったのです。
(つづく)
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