大蛇伝説と大蛇の頭蓋骨
金丸へ下ル方に火の池とゆふあり、いにしへ岩屋寺繁栄之節に
住僧夜の間に何所共なく失る事度々也、是火の池の大蛇の致
処なりとしる者ありて、人形を拵、其腹の内に塩硝を入、火をしか
け、夜著打被セ置ける、大蛇誠の人と心得、夜著ともに一口に
呑けれは、件の火塩硝にうつり甚タ悶着しのたくり廻り死ける
とかや、其跡蛇摺と云て今に草木共ニはへさる所あり」
(備陽六郡志)



【お断わり】
塩硝の「しょう」の字はひへんになっていましたが いしへんにさせていただきました。


もどる