経済リポート
記者敬白

■「住宅産業には、まやかしが多い」−山栄建設の山本敏史社長はこう話す。
「壁紙というが実はビニール。換気口も名ばかりで、換気扇なしに空気が入れ替わる
わけがない。熱を伝えやすいアルミのサッシが結露を招くのは当たり前だ」と手厳しい。

私たち消費者は長年、「餅は餅屋。間違いなかろう」とプロを信用し、任せてきた。
己の勉強不足を棚に上げて、である。それが不景気に誘発されたかのように内部
告発が相次ぎ、あらゆる業界でまやかしが露見している。

自己責任の時代という。自らの健康や財産を守るためには、一にも二にも、確かな
情報を基に地震で学ぶことである。(U)


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