ヒゲの平成徒然草 2000年 9月  14日号【第 197号】

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□■□■   これだけは知っておきたい 
  □■□■  健康住宅の知識  健康住宅推進協議会 編
□■□■ 【住まいと健康な暮らし】[2] 健康と住まいの課題の変遷

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 【住まいと健康な暮らし】

[2] 健康と住まいの課題の変遷

(3)住まいの計画における「光と風」の重要性

≪昭和初期 リチャード・ノイトラ 名のついた 健康住宅 設計をした≫
昭和4年リチャード・ノイトラによって「健康住宅」という名前のついた住宅
が設計されました。

≪この家は 太陽光を 取り入れる 大きな開口 広々空間≫
この住宅は、当時健康的な生活を提唱していた医師のためのものでした。
当時生命光線として注目されていた太陽光に含まれる紫外線を十分に採
り入れるよう巨大なガラス開口部と、広々とした空間構成でした。

≪金持ちが その住宅に 長生きの 元としての 投資を惜しまず≫
アメリカでの産業革命が一段落し、資本の蓄積が金持ち層を生み出し、
その住宅に長生きの元としても健康を重視する風潮が生まれました。


≪わが国も 別邸建築 流行りだす 芦屋の土地に 大邸宅を≫
わが国も金持ち層の別邸建築が流行り、芦屋などの邸宅地ができました。
それらの邸宅がことごとく大邸宅で、サンルーム的空間があることから、
健康重視の風潮がうかがえます。



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これだけは知っておきたい 「健康住宅の知識」
健康住宅推進協議会 編 鹿島出版 より

山栄建設は 健康住宅推進協議会の会員です
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最近でこそ「健康住宅」という表現をさかんに目にするようになってきましたが、
70年以上前からそのコンセプトはありました。

住まいはもともと、家族が安全に、快適に、健康に暮らせる場所であるべき
なのに今さらメーカーが「健康住宅」と言っている事自体おかしなものです。

地元の工務店は住まいとは家族が安全に、快適に、健康に暮らせる場所で
あると当然と思っています。その土地のことを良く知り、その地方にあった工法
間取り、通風、防風、採光など当然考慮しています。

ここにいたって「健康住宅」とさかんに訴えるということは、今まで「健康住宅」の
コンセプトを無視し、大量生産・大量廃棄していたメーカーの姿勢がおかしかっ
たからではないでしょうか。

はっきり言ってメーカーは流行に敏感ですから、時代受けする言葉を広告に
使うのが上手です。高度成長期には工期の短さをうたい、阪神大震災の後には
耐震性をうたい、最近は健康・快適・環境をうたっています。

おそらく来年は「外断熱」をうたうのでは?・・・^^;

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