ヒゲの平成徒然草 2001年 6月 28日号 【第 304号】

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□■□■  末永く快適に暮らすための
  □■□■ 住まいのお手入れガイド
□■□■ 住まいの防災対策 【建物周囲】「門扉・フェンス」

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「日常のお手入れ」

【門扉・フェンス】

・サビがないか点検しましょう。
※サビは腐食して穴のあく前触れなので、早めに処置してください。
※サビが出やすいのは、切断部分とネジ止め個所です。
  特に注意してください。


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ヒゲのひとりごと

鉄部のサビの処置方法は「損傷と補修」の時に お知らせします。


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「門の前のやせ犬」という慣用句をご存知ですか。
その犬は貧弱であっても 主人の居る所では強いということです。
大きな組織にいるからと 奢った態度を取る人は昔からいたようです^^;

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京都に「大覚寺」という禅宗の寺院があります。
ここに「金毛閣」という朱塗りの二層の門があります。
未完成だったこの門は 千利休により完成させられましたが、この門に
より 利休の運命は大きく狂わされます。

完成したときに、上の層に千利休の像が納められましたが、その像が
雪駄をはいたものでした。

勅使もくぐる門の上で 雪駄履きとは不遜だという理由で利休の直接の
自刃の原因になりました。


ヒゲの毒宣インタビュー

ヒゲ「利休さん あなたは秀吉の側近として信任されていましたが、政治に
  深く関わりすぎるので 石田三成や他の官僚派の武将と対立し、謀略に
  はまったのでは ないですか? 像の雪駄の件もそうでしょう」

利休「はい はめられました。 あのときは あせった あ雪駄」

ヒゲ「あなたは 事件のあと あの金毛閣の門を何と呼んでますか」

利休「あれは イチャモン(門)です」

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門前の小僧 習わぬ経を読むという慣用句があります。

このヒゲの平成徒然草メールマガジンをお読みのあなたも
知らず知らずのうちに かなりの知識が得られていると思います。
なら嬉しいです^^
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あるお寺で 新しく門をつくりかえました。

もちろん お金は そのお寺の門徒さん達が苦労して集めてだしました。
門徒総代の提案で競争入札により 門の工事を発注したので 集めた
お金が 予定よりいくらか残りました。

門徒の人たちは 余ったお金を返してもらおうと 和尚さんと掛け合いました。
すると 和尚さんは急に 立ち上がり お寺の鐘を突いてこう言いました。

「うちは お寺だ! お寺には釣鐘(釣りがねぇ)」


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門は建物と釣り合いが取れてこそ そのたたずまいに風格が生まれます。


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