ヒゲの平成徒然草 2001年 7月 14日号 【第 315号】

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□■□■  末永く快適に暮らすための
  □■□■ 住まいのお手入れガイド
□■□■ 住まいの防災対策 【内壁】「繊維壁・砂壁」その2

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【繊維壁・砂壁】

<損傷と補修>「ひび割れ」
1.ひび割れの筋にそって、ヘラでパテを塗りこみます。はみ出た部分
  は、かき落として平らにします。
※パテに水彩絵の具を練りこみ、壁と同色にして使うとよいでしょう。

2.目の細かいサンドペーパーで、表面をなめらかにします。



<損傷と補修>「穴」
1.穴の大きさによって、パテを2〜3回に分けて塗りこみます。
※パテに水彩絵の具を練りこみ、壁と同色にして使うとよいでしょう。

2.ヘラで表面を平らにします。

3.1、2日おいて再補修します。



<損傷と補修>「柱との間のすき間」
柱の部分をマスキングテープで隠してから、パテを塗りこみます。
※パテに水彩絵の具を練りこみ、壁と同色にして使うとよいでしょう。


<損傷と補修>「角欠け」
欠けた角にパテを埋め込み、サンドペーパーで仕上げます。
※パテに水彩絵の具を練りこみ、壁と同色にして使うとよいでしょう。


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ヒゲのひとりごと


ヒゲの天才・秀才・バカ

ヒゲ「時代とともに壁はどう変わったか」

天才「風除けのための一枚板から、土壁に変わりその保護のため羽目板や
    モルタル塗りの応壁とかわってきました。この頃から壁の中に空間が
    できました」

秀才「その後土壁に変わり、石膏ボードが生まれ、モルタルに変わってサイディ
   ングが使われるようになり、壁の中に断熱材のグラスウールが入りました」

バカ「すき間があって中が覗ける壁から すき間のない壁に変わって残念です」

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ヒゲ「土壁から 透湿性のない石膏ボードやサイディングに変わったのは
   なぜか」

天才「工期の短縮と工費の節減のためです」

秀才「プレハブメーカーの戦略です」

バカ「見栄えが良いからじゃないでしょうか」

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ヒゲ「石膏ボードやサイディングの壁は以前の土壁とどう違うか」

天才「暑さ寒さが極端に現れるようになりました」

秀才「壁が湿度を調節しなくなりました」

バカ「現代風のオシャレな建物になりました」

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ヒゲ「極端に現れるようになった暑さ寒さに対して どう対処しているか」

天才「断熱材、グラスウールを壁の中に入れ断熱を高めました」
   
秀才「アルミサッシの窓にして 気密を高めました」

バカ「エアコンやストーブがものすごく売れ 家電屋さんが潤いました」

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ヒゲ「建物の気密や断熱が高くなると どのようなことが起こったか」

天才「家が呼吸できなくなり、結露し、カビ、ダニが繁殖し、害虫や蒸れ腐りが
   起こりました」

秀才「新築病(シックハウス症候群)といった病になりました」

バカ「建物が短命になり 建替えが早まり 建築業者が潤いました」

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ヒゲ「これからの時代に理想の壁は?」

天才「山栄建設の家のように 二重通気で 呼吸する壁です」

秀才「山栄建設の家のように 壁が冷暖房の役割をするのが良いと思います」

バカ「コンビニとパイプでつながっていて メールで注文した食べ物が届く壁です」




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