ヒゲの平成徒然草 2001年 12月 3日号 【第 374号】

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□■□■  末永く快適に暮らすための
  □■□■ 住まいのお手入れガイド
□■□■  【浴室】 
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【浴室】「壁・天井・床・他」

<損傷と補修>「カビ 」

 1.カビとり剤を吹きかけ、10〜15分おきます。
2.ブラシでこすって汚れを落とし、水で洗い流してください。
3.最後に乾いたタオルでから拭きします。

<損傷と補修> 「タイル目地のひび割れ」
 エポキシ系接着剤か、カビ止め兼用の目地用塗料を塗ります。


<損傷と補修> 「タイル目地の欠落」
 1.欠けている目地の周辺をはぎ落とします。
2.汚れを落とし、よく乾かします。
3.タイル用ホワイトセメントやシリコン充填剤で埋めます

注)ユニットバスの場合の補修は、専門技術が必要なことが多いので、
  山栄建設 0849−55−7700に相談してください。



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ヒゲの天才・秀才・バカ

ヒゲ「国土交通省の平成11年増改築・改装等調査報告から工事件数の
   多い順に発表します」

天才「一番多かったのは 屋根・外壁等の塗りかえ工事で約37%です。
   二番目が内装の模様替え工事で約18%です。」

秀才「続いて屋根の吹き替え工事12%、台所等の給排水設備の改善工事
   9%となっていますそのあと便所の設備改善、浴室の設備改善と続きます」

バカ「リフォームしませんか? やーねぇ(屋根) うちにはそんなお金がないそう
   (内装)よ、きゅう(給)に言われてハイ(排)って出来ないくらい よく
しっ(浴室)
   てるでしょ。どっか、ほか当たっといで(トイレ)」

####### ヒゲの平成徒然草 WEB劇場 第3話より #######

前号まで
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[63]彼女  「 そうですね でも高断熱・高気密住宅に必要な4つのバランスを全
      ての建物が満足しているかどうか 疑問があります 」

[64]母  「 なにそれ たべもののバランスなら聞いたことがあるけど たてものの
     バランスがあるの? デザインのこと? 」

[65]彼女  「 結露を防ぐために家じゅうを暖房することと計画換気、そして確実
      な断熱・気密の4つです 」

[66] 父「 その4つのバランスが崩れるとどうなるんだい? 」


〜〜〜 つづき 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

[67]  母「 バランスが崩れてパパのお腹のようになったら カッコ悪いだけ
     じゃなく 成人病の心配も増えるわよ 」

[68]彼女  「 北海道では 内部結露による事故が起きました。昭和50年の
      ナミダダケ事件がそうです。断熱の施工が不完全だったので室内
      の暖まった空気が隙間から壁の中に入り 低温部で結露して、・・


[69]父  「 壁の中で結露するの?」

[70] 彼女 「 断熱材のグラスウールがぐしょぐしょになり キノコが発生しまし
た。
       それだけでなく木が腐って壁や床が抜けてきたのです。それが新築
       して3〜7年の家ですよ。よかれとおもってしたことでも、方法を間

       えると悪い結果を招いてしまいます 」

[71]母  「 まぁ そのキノコがマッタケだったら 良かったのに 」

[72]父  「 (゜゜☆\(--メ)ポカッ 怖いねぇ。 そんな家がどのくらいあるんだ


[73]彼女  「 北海道には このナミダダケ事件のときに建てられた同じような
       住宅がまだ数十万戸あると言われています。 今後同じ失敗は絶
       対に避けるべきです 」

[74]兄  「 当時は誰もそんなになるとは思っていなかっただろうけど、今では
      その失敗の教訓を生かして同じ過ちをしないことが大切だね 」

[75]妹  「 お兄ちゃんたまには良いこと言うじゃん  」


[76]  「 いやぁ こないだ見学会で 山栄の社長さんがそう言ってた 」

〜〜〜 つづく 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


WEB劇場はヒゲの平成徒然草 ホームページで第4幕を連載中!


ご自由に書き込みください


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ヒゲのひとりごと

高断熱・高気密住宅でありながら 基礎に換気口を設けた工法がたくさん
あります。

床の裏で断熱をしていると言っていますが、パーフェクトな断熱・気密が
なされるでしょうか。 

山栄建設の家 FB工法は基礎に換気口がありません。
床下に置かれた暖房機が 床下のコンクリートや壁の中の構造体に
熱を貯えます。

床下、壁の中、天井裏の温度が、室温より高くなっています。

ビールはグラスに結露するのに 暖かいお茶は湯飲みに結露しない
ように、暖かい床下、壁の中に向かっての水蒸気の移動は起こりません。

さらに 1時間に150m3もの空気を床下に排出し、壁の中を通して
室内に入れています。

一番大切なものは 床下、壁の中など見えない所の湿気の管理です。
本州は 梅雨の無い北海道より 高温・多湿だということを忘れないで下
さい


ナミダダケについて「日本のマンションにひそむ 史上最大の
ミステーク」 (TBSブリタニカ)から以下を紹介させていただきます
部分引用です。
全文読まれたい方は ご連絡いただければFAXいたします

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1980年に、北海道で新築3年目の住宅にナミダダケというキノコが発生
して、床が落ちるという事件が起きた。NHKでも全国放送された事件で
ある。

建設省、林野庁、北海道丁などで大きな問題となり、北海道議会にも取り
上げられた。

北海道の寒地住宅研究の省エネ担当責任者は、議会答弁をした部長に、
「床下に発生したキノコは断熱工事とは関係がない。山小屋などに生える
キノコと同じで、省エネをやったこととは無関係だ」と報告し、担当部長は
議会審議での議員からの質問に、事実上ウソの答弁を行ったのだ。


中略

北海道の寒地住宅の研究の省エネ担当は後日の説明会で

「床下に発生したキノコは断熱施工と関係がない。床に断熱を施したこと
で床下には室内の熱が伝わらずおんどがより低く保たれるので、キノコは
生えない」と説明した。

北海道の寒地住宅の研究の省エネ担当の発言は、図らずも彼が”水蒸気
理論”をまったく理解していない事を暴露した。さらに恐ろしいことは、100
ミリ断熱が始まった時に、通気層を設けて水蒸気の逃げ道を作らなければ
家が腐ると私が提言したにもかかわらず、行政としては何ら具体的な対策
も講じないまま、結果的に約10万戸にものぼる短命住宅を専門家や行政
が推進して建設してしまったのである。

これは北海道だけの問題でなく、専門家と称する人々の水蒸気への無理解、
行政の体制、姿勢、さらには勉強不足の議員に関する問題をあらわにした
事件といえる。

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ヒゲの天才・秀才・バカ

ヒゲ「なぜ床下にナミダダケが生えたのか」

天才「空気は おんどによって水蒸気を含むことができる量が変わります。
   暖かいほど多くの水蒸気を含むことができます。外気も床下も水蒸気
   は同圧・同量です。断熱をした床下の気温は外気より低いので相対湿
   度が高くなりキノコが発生したのだと思います」

秀才「外気のおんど22℃ しつど60%の空気は 17℃の床下に入ると しつど
   が82%になります。キノコの生育には最適でしょう」

バカ「ヒゲの平成徒然草HPの 露点温度シュミレーションを省エネ担当が
   やっていなかったからだと思います」
   


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