[168]ヒゲの平成徒然草 2002年 4月 22日号 【第 421号】 
投稿者:ヒゲ    
投稿日:2002年04月29日 (月) 13時21分

 


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□■□■  末永く快適に暮らすための
  □■□■ 住まいの防災対策
□■□■  【結露】 

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【結露】 <居室>その1

・室内に洗濯物を干すことは、できるだけ避けましょう。
※洗濯物が乾くときに多量の水蒸気が発生します。やむをえない
ときは、意識的に換気扇を回したり 窓を開けるようにして、水蒸
気を外に逃がします。

・冬場の閉めきった部屋に大人数集まるときは、充分に換気を
しましょう。
※相当の水蒸気が発生します。なべ物などするときは、特に注意
が必要です。


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ヒゲのひとりごと

20℃の空気は1m3 あたり17.3gの水蒸気しか含むことがで
きません。
8畳間だと 何gの水蒸気を含むことができるでしょうか?



洗濯物1kgを室内に干すと 一時間あたり100〜300gの水
蒸気が発生します。

すき焼や湯どうふをすると 一時間あたり約500gの水蒸気が
発生します。

プロパンガスのストーブからは 一時間あたり939gの水蒸気
が発生します。

人体から一時間あたり 50〜250gの水蒸気が発生します。
(水蒸気発生量は 住まいQ&A ダニ・カビ・結露より)


建物のどこかで水蒸気が発生すると、外に向かう水蒸気と建
物の中で拡散する水蒸気の移動が生じます。

水蒸気は温度の低い場所に移動します。
暖房していない部屋のクロスがはがれたり、カビが発生するのは
このためです。


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####ヒゲの平成徒然草 WEB劇場 第4話より ###


前号まで
 ・
 ・
 ・

[558]父 「 やれやれ 母さんの寝起きは機嫌が悪いからなぁ 」

[559]彼女 「 床の下の温度は普通外気より5℃程度低いと言わ
        れています。 お母様これが意味する事がわかりま
        すか? 」

[560]兄 「 こいつ こうみえても結構負けん気強いからなぁ・・・ 」




〜〜〜 つづき 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

[561] 妹 「 母さんあのね ・・・(/^-^(^ ^*)o ヒソヒソ 」

[562] 彼女「 あぁぁ この小姑と一緒に暮らすのいやだな
      /(゜ё゜)\ ウーン 」

[563] 母「 フッフッフ そのくらい わかるわよ 床下の温度が
      低いってことは 湿度が高くなるってことでしょ 
      それが家とどう関係あるのよ  」

[564] 犬「 まぁ 伊藤家の母はこんなもんだろう・・・ 」

[565] 父「 床下の温度が外気より約5℃低いということは 
     当然床下が湿気てしまうということ。それは床下に
     ある木材が腐りやすくなるってことだよな。 北海
     道ではナミダダケというキノコが床下に繁殖して
     社会的問題になったこともある。 」

[566] 母「 まぁ あなた いつのまにナミダダケなんて言葉
      を知ってるのよ クヤシイ 」

[567] 父「 おいおい これも以前ゆりちゃんが言ってたじゃな
      いか。 その時一句浮んだから覚えてるんだよ。 」

[568] 妹「 へぇ〜 お父さんの一句聞きたい あ いやどうせ
      想像がつくから 聞きたくない・・・ 」

[569] 父「 コホン まぁそう言うな 【借金で 建てたお家に
      ナミダダケ 後に残るは なみだだけかな 】どや」

[570] 犬「 まぁ 伊藤家の父はこんなもんだろう 」


〜〜〜 つづく 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

WEB劇場はヒゲの平成徒然草 ホームページで第4幕を連載中!


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ヒゲのひとりごと
ナミダダケは担子菌類に属する褐色腐朽菌の一つで、生育の
最適温度は16〜22℃、寒冷地の木造床組を好みますが、最
近では東京付近でも発見されています。(住まいQ&A ダニ・カ
ビ・結露より)

先月 北海道に研修に行ったとき。タクシーの運転手さんが
ナミダダケの被害にあったといわれていました。

木材が結露によって水の供給を受けると カビが発生します。
床下の環境をどのように解決しているかが いい家 選びのポ
イントです
 

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ヒゲの新御三家

ヒゲ
住宅で一句作ってみよう


きそこうじ
会社への 忠誠「ちかい」 働けど
「どだい」私は 「ひらや」「しょくたく」

みなみの ひさし
「ひさし」ぶり 「かわら」ないねと 知らぬ人 
人違いとは 「とこのま」ぬけだ

きの ゆか
「なんど」かの 恋を「ほうむ」り「ながし」たが 
「いま」でも好きと 「いえ」ますあなた 


□■□■   発行者 やまもと hige@sky-net.or.jp  □■□■ 
 

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