このページは以前のHPに載せていたモノで、いもすけ君が1歳前までの日記です。

 妊娠中の私 一昨年の10月に仕事を辞めた。働くという事は精神的にも肉体的にもハードなもので結構疲れていた。
そして仕事を辞めた翌日、ハワイに着いたその部屋で妊娠検査薬にて妊娠発覚!
でも信用してなかったので思いっきり海水浴やダイアモンドヘッド登山を楽しんだ。
だけど、旅行中何だかコッテリした料理を受け付けなくて、予定してた中華を断念し毎日和食三昧・・・。
帰国し、つわりに苦しむ中(そんなにつわりは大したこと無かったけど)、「日本人で良かった!」と、
心の底から思った。なんせ、中華、フレンチ、イタリアン、全て想像しただけで吐き気をもよおしていた。
妊娠中はホントに穏やかな毎日だった。仕事の人間関係で悩む必要も無く、旦那様もいつにも増して
優しいし、毎日、掃除・洗濯・料理etc・・・家事さえ終えれば後は自分の好きなことが出来る。
今思えば、嵐の前の静けさだったのだけど、あんな日々は当分戻ってこないんだね。
 いよいよ出産 7/1の朝、お腹が痛くて目覚め、翌日の朝を待って入院(その時点でかなり痛くなってた)。
私の頭では「お昼頃には産まれてるかな〜」という、淡い期待があったのだけど結局分娩室に
入ったのは午後3時過ぎ(もちろん食事抜き)・・・まともに食事をとっていないせいもあってか、
何百回もいきむうちに体力も無くなってきて、息も絶え絶え、心の底から「誰かたすけてぇ〜!」
という感じだった(出産後お風呂でお尻を見たら、いきみすぎてうっ血し真っ黒になってた!)。
なかなか破水せず陣痛の進みも鈍いので助産婦さんに切ってもらった・・・妊娠初期とも知らず
ハワイで動きまわったから子宮が頑丈になったのだろうか。破水するとますます痛くなった。
だけど、産まない限りこの苦しみは終わらないわけで「ええぃ、これが最後だ!」と、
力を振り絞ったのと、先生がお腹を押さえてくれたので、やっとこさ産めた、もう6時になっていた。
するっ・・・と、赤ちゃん(峻くんといいます)が産まれた途端、痛みが嘘のように消えていった。
感想はといえば、「終わった・・・」の一言につきる。産声を聞きながら私のしたことは、
自分のお腹の確認、つい先程まで峻くんがいたはずのお腹がぺしゃんこになってた。
少しずつ実感がわいてきた頃、まだ脂肪や血の付いた峻くんを助産婦さんに手渡され初めて
抱っこした。赤ちゃんて真っ赤で皺だらけで猿みたいって聞いてたけど、全然そんな事無かった。
まっ白でつるんとしてて、すごくかわいかった・・・突然明るい世界に出てきて、
まぶしそうに目を細めたり、手を開いたり握ったり。
その後、助産婦さんが峻くんのお世話をして下さるのを離れた分娩台の上から見ていたのだけど、
その時の彼の顔は一生忘れない。うとうとしてただけだけど、後光が射してる様に見えた。
「赤ちゃんって天使なんだな〜」って思った。そして、私はこの子を産むために産まれてきたんだ
産まれてきて良かった、って、心の底から思った。
 ママになった夜 その日の夜は興奮して眠れなかった。産む前は男の子だったら、パイオニア精神溢れる、
何にでもチャレンジして自分の思う道を突き進む強い男の子になって欲しいって思ってた。
だけど出産の時、苦しみながらも「何か、マイペースに産まれてくる子だな〜」と思ってたので
「もし、マイペースな性格ならそれを尊重してあげたい、この子の性格を受け入れてあげて、
間違っていると思う事だけ修正してあげればいいかな・・・強いばかりが良い事ではないし。」
ずっとそんな事を考えていた。
そして、決して自分が産んだわけでは無いことがわかった、峻くんが自分で出てきたのだ。
男の人や出産経験の無い人に何と説明すれば良いかわからないけど、すごい力だった・・・
お腹の中から出ようとする力が。私はその力に合わせ、出てくるお手伝いをしただけだったのだ。
願わくば峻くんと私の関係が今後もそうであって欲しい。峻くんが頑張っている時や、
私を必要とする時、いつでも応援し手を差しのべる、そんな母親になりたい。
 ちょっと得意なこと 出産って確かに苦しい、痛い、もうあんな思いはごめんだ!!!
と、思う反面、あんな感動的な事は今までなかった。(痛みも忘れつつある?)
今まで、素敵な映画や音楽に感動した事もあった、結婚式も感動したし、旅行先の景色にも。
だけど、そんなの吹っ飛ぶ位、心を揺さぶられるほど感動した。
男の人にとっても自分の子供が産まれるのは感動的なことだろうけれど、苦しんで産む、その
感動とは少し違うのでは?(そうであって欲しい・・・でなきゃ苦しみ損になっちゃう!)
そう思うと女に産まれて良かった、男の人ってちょっと可哀そう・・・なんて得意になるのでした。
そして、あの感動を味わいたくて女性は懲りもせず子供を産むのでしょう。
 ちょっと得意なこと        その2 私が赤ん坊の頃、母親の母乳が出ていたのに吸わなかったそうで「だから体か弱くなったんよ」
と言われて育った。(現在のミルクは母乳の栄養に限りなく近づいてるので実際はミルクでも
充分元気な子に育つのだけど)小さな頃はホントに病気をしてない時が無い位弱い子で、
外で元気に遊んだ事など皆無だった。そのせいか、ずば抜けて運動音痴になってしまった。
みんな大好きなはずの体育が嫌で、プールなんてカナヅチだからいつもずる休み・・・運動会なんて
前日の夜、雨が降る事ばかり願ってた。今は笑って話せるけど、当時は結構コンプレックスだった。
だから、男の子ならなおの事、自信喪失にもなりかねないので運動神経はぜ〜ったい私に似ないで欲しい!
何より私のように病気がちな子供になって欲しくなかったから妊娠中から母乳の手入れは
毎日欠かさずしてた・・・。そしたら、私のようなペチャパイでも、婦長さんに誉められる位、
優秀なオッパイになって何とか現在(8ヶ月)まで母乳で頑張っている。
それでも、ずっとオッパイには悩まされてきた。初めの頃は親も子もペースがつかめないから、
2時間も授乳間隔が空かなくて睡眠不足だし、周囲から「足りてないんじゃない?」の声に
ストレスをため込んだり・・・(これは絶対に言ってはいけないセリフです!)現在も歯が生えてきた峻くんに
思いっきり乳首を噛まれて、パックリ切れてるけどそれでも母乳で育てたいので毎回痛い思いをして
授乳してる・・・いつまで経っても直りゃしない!
そうまでして母乳にこだわるのは先に挙げた理由もあるけど、授乳してる時の幸福感・・・我が子が
お乳を飲みながら私の指をギュッと握りしめたり髪を引っぱったり、お腹一杯になってスヤスヤ眠ったり、
逆に満足そうに笑ったり・・・それにオッパイが精神安定剤になるみたいで、大泣きしてても
くわえさせるとピタッと泣きやむ。全く母親冥利につきる!
出産して初めての授乳の時、峻くんの顔をオッパイに近づけると本能なのかすぐに吸いついた。
まだ上手ではないけど頭を小さく左右に振りながらハワワワ・・・といった感じで吸い付き、
一生懸命飲んでいた。まだ目は見えてないはずなのに、じっと私の目を見つめながら・・・。
入院中、授乳時間が楽しみで仕方なかった。さすがに退院してリズムが崩れて1時間おきになった時は
「勘弁して〜」と思ったこともあったけど今現在も授乳の時はとても満ち足りた気分になれる。
だから今から卒乳(オッパイを終える事)が怖くて仕方ない。子供もオッパイを欲しがるだろうけど
私もオッパイをあげられなくなると思うとすごく寂しい・・・バカみたいだけど、想像しただけで
泣けちゃいます。そんな訳で、オッパイというのは他の誰にも真似できない特別な技なのだ!
私の血液が乳腺を通るとき、母乳に変わる・・・私の血がそのまま峻くんの血となり骨となり、
そうやって成長していくなんて!男の人には逆立ちしたって経験出来ない幸福感だ。
 子育ての壁 子育てしてるといろんな壁にぶち当たる。我が家の峻くんは、まだ夜泣きをしない事以外、
全ての問題を抱えている・・・最大の悩みが抱きグセ!最近は育児書でも小児科でも、
どんどん抱っこする様指導してるのでちょっと気は楽だけど、(昔の人は抱きグセを徹底的に悪く言うから、
それが母親にはストレスになる事も・・・)際限なく抱っこを求められると肉体的にきついものがある。
朝、機嫌の良いとき30分、ベビーカーでお散歩&買い物の1時間以外、ほぼ1日中抱っこしてる。
起きてるときは抱っこひもで抱っこしたまま家事をして(テキトーだけど・・・)、寝てるときも下ろすとすぐに
起きて泣いちゃうので抱っこしっぱなし・・・何度も下ろして寝かす様にチャレンジしたけど目覚めて
大泣きされるのを繰り返すうち諦めてしまった。まあ、歩くようになれば疲れて勝手に寝るようになる
だろうと夢見て・・・。その間、テレビ嫌いの私だけど他に何も出来ないのでボーッとテレビを見るしかない。
お昼のテレビというのは暇つぶしにもならないほど下らない(まぁ、ゴールデンタイムのバラエティも
つまんないけど)、主婦がターゲットだからワイドショー的なものが多いのだけど、そういうのって人を
中傷したりする事が多いじゃない?コメンテーターと言われる人達が登場して自分のこと置いといて
批判する・・・・そーゆーのばっか見てるとうわさ話が好きになる訳よねぇ〜。
実は、前働いてた職場にまさにそんな人が居たのだけど(その人はワイドショーが大好きで、早起きして
ワイドショーが始まる前に、全ての用事を済ませてたほど!)やっぱりその人もうわさ話が大好きな人でした。
話がだいぶんそれてしまったけど・・・抱きグセの他には・・・と、ふと思いだそうとすると、特に無いかも。
全ての問題なんて大げさに掲げてしまったけど、抱きグセが非常に辛いので、1から10まで大変に思えた
のだけど、考えてみれば夜はよく眠るし、病気もしないし(1回風邪ひいたけど)、離乳食も何でも喜んで
食べてくれるし、よく笑って、よく泣いて、表情豊かで・・・そう思うとなんて良い子なの!
そして問題児扱いした私はなんて悪い母親!ごめんね峻くん、明日からもたくさん抱っこしてあげるね、
だって男の子だから、ベタベタして喜んでくれるのは今だけだもんね・・・すご〜く寂しいけど。
いっぱい甘えていっぱいかーさんに幸せをちょうだいね。
 家事 子供を持つ前は、子育てってどういう風に大変なのか、何故母親に自分の時間が持てないのか、
サッパリわからなかった・・・だけど実際、ホントに忙しい。掃除・洗濯・炊事に加えて、子供の相手をしたり
身の廻りの世話、離乳食・・・。離乳食なんて今まで作ったこともないから、まず勉強から始めなきゃ
いけないし作るにしても本を見ながらだから時間もかかる。その他、細々した用事をこなしてると朝から
晩までノンストップ、ヘタしたら子供が寝静まってもごそごそと深夜まで家事をして・・・用事をしながらも
次に何をすべきか、ずっと考えてるので頭もフル稼働・・・あぁ、のんびり海でも眺めながら寝そべってたい!
 狭い・・・ 我が家は1LDK+納戸という子育てには不向きなマンション・・・LDKは12畳で寝室は8畳、
それに2畳位の納戸。夫婦2人の時はちょうど良い広さだったけどさすがに赤ん坊が産まれると
ベビーベッドにベビージムに歩行器に揺りかごに・・・と、際限なく部屋を占領してくれる。
おまけに押し入れというものが無いのでお客様用の布団など納戸に積み上げてる有様・・・。
それでなくても狭いのだからベビータンスは買わないことに決めてるのだけど、どんどんたまっていく
ベビーウェアを納める場所がないっ!
以前の我が家はあまり物をためず、細々と飾らず、極力シンプルにしていたつもり・・・でも今は
整理整頓する間も無いのでどんどん物がたまり、峻くんのおもちゃがインテリアと化している。
でも案外それが暖かい感じがして良いのかもね、もう少しシンプルインテリアはお預けかも・・・
だけど出来れば畳のお部屋と押入が欲しい!それだけ有れば満点のお家なんだけどなぁ!
 仕事 峻くんが産まれるまで「子供が3才になったらすぐ幼稚園に入れて働きに出よう」と思ってたけど
妊娠すると同時に専業主婦になって、家にいるのもすごーく楽しかった。基本的に1人が好きなので
午前中は掃除洗濯をし、それから買い物に行って夕飯の支度・・・雑誌を見てボーっとしたりパソコン
つついたり大好きな整理整頓をしたり、家の中でもやりたいこといっぱい有ったので
退屈などとは無縁だった(この時「もしかして自分は専業主婦向き?」と思ったほど)。だけどやっぱり
子育てを終えたら働きに出たい気持は変わりなかった。だって働いていろんな人と関わったり、
小さな仕事でも日々の積み重ねでやり遂げたり出来るのは楽しいよね(おまけにその報酬としてお給料を
もらった中から自分の欲しい物買えちゃったり・・・)。専業主婦にはそういったことが無いとは言わないけど、
やっぱり家の中の世界って狭い。だけどどうだ、峻くんを産んで育てるうちに仕事に対する欲が無くなって
しまった!ずっと子供と一緒にいたい・・・峻くんが3つ4つにもなれば否応なしに幼稚園に入園することに
なるだろうしその後は小学校に通う、そうなると空き時間が有るので仕事をするのは可能だけど
私はそんなに家事がテキパキ出来る方ではないし、学校行事も増えて来るんだろうし、自分のための
時間も欲しいし・・・そうなると働いてる暇はないかも。それにもう1人2人子供が欲しいのでその子達の
子育てが済む頃は年齢的に働き口なんてないかもね。とかなんとか言って、張り切って働きに出てるかも
しれないけどサ!
そう思うと男の人っていいよなぁ!子供がいても関係なく仕事が出来るのはもちろん、結婚しても名字は
変わらないし住む土地も家族(増えるだけ)も変わらない。それにひきかえ女の人は結婚したら名字が
変わるし、住む土地が変わるとなると仕事も辞めなきゃいけないし、いまだに「嫁にもらう」などという古くさい
言葉でもらわれてしまい(女は物じゃない!)子供が産まれれば母親が育てるのが当然とばかり、
仕事は疎か自分の時間を持つのも罪悪感を持つくらい24時間年中無休の子育て・・・。そーいえば私も
結婚してこっちに来た頃、ここの土地に慣れなくて随分辛いことも有ったよなあ。この土地になじめるように
なったのも仕事のお陰だったな。
でも、子育てはやっぱり母親がやった方が妥当な気もする、私はね。男と女は基本的に脳の造りが
違うのか、男性はどーも気がきかない気がして・・・気のきかない私がそう思うのだから。
暑くないか、寒くないか、お腹空いてないか、おむつは?そーいうこと気に掛けてくれそうにないもんね。気のきく男の人もいるんだろうけど。
 日々感動! 子供といると単調な毎日ではあるけど、結構刺激的な部分も有る。どこの親もそうだと思うけど自分の
子供のあまりの可愛さに感動して涙を流すことさえある。ホントにむちゃくちゃカワイイ!
食べちゃいたいくらい!それに加えて、昨日出来なかったことが今日突然出来たりするので毎日見てても
飽きることはない。そして出来たことを大袈裟なくらい「すごいね〜」と褒めちぎり、何度もさせては
また感動!ちょっとあやすと大喜びする笑い声が可愛くて何度も歌ったり踊ったりへんな顔したり、
そんな事で喜んでくれるの峻くんだけだし。全く・・・人には見せられない姿。
こうやって2人で遊んでるとあっという間に1時間くらい経ってしまう。。。
 来るべき時が来た。 とうとう来てしまった、起きてしまった、恐るべき事が。。。。
最近私が熱を出し体調を崩してしまった。それまでは混合栄養で問題無かったのだけど、
母乳の出が悪くなった気がして夜中に起きた時しか母乳を飲ませていなかった。
そして最近昼間に飲ませようとしたら、イヤがるイヤがる・・・体を反らせて泣き叫ぶ!
いつかこういう時が来るのはわかってたけど、1歳までは頑張ろうと思ってた。こんなに
早くこの日が来ようとは・・・時期としてはベストなのかもしれない、普通はオッパイを卒業出来
なくて四苦八苦する母親も多いという。だけど、親のエゴといわれようが私はもう少し吸って
欲しかった。さびしい・・・たまらなくさびしい・・・。母乳を飲ませていた頃の日々を懐かしく
振り返りながらさめざめと泣いています。そして今夜もお風呂で乳搾り・・・。
 来るべき時が来た。        その2 9ヶ月目に突入した頃、ある日突然昼寝をベッドでしてくれた。それ以来すっかりベッドで寝る
習慣が付いている。つい最近まで抱っこして眠らせていたのが信じられないくらいあっけなく・・・
そうしてみると昼寝の間、あまりガタガタとは出来ないモノのある程度の用事は出来るし
ほっと一息付けるし、自分のやりたいことも出来る・・・なんてラクなんだろう!峻君はいつの間にか
優等生になってしまった。あれだけ手こずってたのが嘘のように。。。。こうやって親離れ
って、いとも簡単にやってしまうのだろうか?その時私はしっかりと子離れ出来るだろうか。
だけど今はそんなこと、そんな恐ろしいこと考えるのはよそう、ただ今まで頑張って抱っこしていた自分に
拍手を送ることにしよう。パチパチ!
 恐いモノ うちのだんな様(以下とーさん)は以前から「この世に恐いモノなんて何もない!」と豪語して
おりました。「うそよ、そんなの。絶対なにか有るはず!」と言いますが「嘘じゃない」と・・・。
何もかも大袈裟な私と違い、誇大表現する事の無いとーさんの事、ホントなんだろうなぁと、
感心しておりました。けど先日、峻君が食事の後、麦茶をのどに詰まらせ咳込みながら
ほんの少し吐いたんです・・・。その時とーさんは「峻君のこんな姿を見るのはいやだなぁ・・・」
と言うので「とーさんにも恐いモノが出来たね」と言うと「そーだね」だって・・・。
とーさんの峻君に対する深い愛情を感じた一幕でした!(私が咳込むのはいいんかい?)