□■□■ きまりことばシリーズ
□■□■ 手
□■□■ 手にとるよう
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
手にとるよう
ものごとがはっきりわかる様子
（例）湿り空気線図をみれば、空気のさまざまな状態が手にとるようにわかる
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
社長のひとりごと
湿り空気線図をみれば、空気のさまざまな状態が手にとるようにわかります。
湿り空気線図とは乾球温度を横軸に、乾き空気１Ｋｇに含まれる水蒸気の
量を縦軸にとった図表です。
空気と水蒸気の関係は見えない物ですからイメージが沸きにくいと思うので
コーヒーと砂糖に例えて説明させてもらいます。
文中に数字が出てきますがこれは空気と水蒸気の関係で起こる本当の数字です。
（珈琲と砂糖の関係で起こる数字ではありません）
空気は暖かいほど多くの水蒸気を抱えることができます
コーヒーも暖かいほど多くの砂糖を溶かすことができます
３０℃のコーヒー１Ｋｇは最大２７ｇの砂糖を溶かすことができます。
それ以上砂糖を加えてもカップの底に沈殿するだけで甘さは変わりません
２１℃のコーヒー１Ｋｇは最大１５．５ｇの砂糖を溶かすことができます。
それ以上砂糖を加えてもカップの底に沈殿するだけで甘さは変わりません
１１℃のコーヒー１Ｋｇは最大８ｇの砂糖を溶かすことができます。
それ以上砂糖を加えてもカップの底に沈殿するだけで甘さは変わりません
０℃のコーヒー１Ｋｇは最大３．８ｇの砂糖を溶かすことができます。
それ以上砂糖を加えてもカップの底に沈殿するだけで甘さは変わりません
３０℃のコーヒー１Ｋｇに砂糖を８ｇ入れたとします。
３０℃だと２７ｇまで溶けます８ｇは２７ｇの３０％ですね
この状態を湿度３０％と言っています（湿度計の数値湿度＊＊％はこの数値です）
このコーヒーが冷めて２１℃になりました
コーヒーに入っている砂糖の量は８ｇと変わりませんが
２１℃のコーヒーに含むことのできる砂糖の量は１５．５ｇです
８ｇは１５．５ｇの５１％ですね この状態を湿度５１％と言っています
さらにコーヒーが冷えて１１℃になりました
コーヒーに入っている砂糖の量は８ｇと変わりませんが
１１℃のコーヒーに含むことのできる砂糖の量は８ｇです
８ｇは８ｇの１００％です
これを飽和状態とよびます
砂糖８ｇの露点温度は１１℃であるということも示しています
０℃のコーヒーではどうでしょうか
コーヒーに入っている砂糖の量は８ｇと変わりませんが
０℃のコーヒーに含むことのできる砂糖の量は３．８ｇです
４．２ｇが含みきれずにカップの底に沈殿します。
これは水蒸気が水になったことつまり結露を示しています
全ての現象には必ずしくみがあります
このしくみを解いた真理を科学とよぶのでしょうね
この湿り空気線図をどこまで理解し、利用しているかが
これからの家づくりにとって一番大切なことです
結露が発生したクレームを 気密が良いからとか暮らし方が悪いとか
言う工務店には家づくりをまかせたくないですね
社長のひとりごと ふたこと目 なぞなぞ
Ａ子さんの家にビートルズが泊まりに来たときのお話です
寝る前には温度２１℃湿度５１％にしていたのですが
いつものように暖房を切って寝ました
翌朝、窓が結露しているのを見たジョンレノンが温度計を
指差して何か叫びました
ジョンレノンは何と叫んだでしょう
ハートの雲 そういえば、雨も雲が含み切れなくなった水蒸気ですよ
こたえ
ヘイ！１０℃ （ヘイ・ ジュード）