工務店の技あり施工 A 山栄建設

脳梗塞で倒れるのはなぜか、その対策とは

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一年のうちで最も冷え込む1,2月は、中高年を中心に自宅
で突然倒れるケースが少なくない。

特に危険なのが浴室、トイレ、廊下など。
暖房の効いた暖かい部屋から急に寒い場所への移動が原因だ。
温度差が大きいと血圧が不安定になり、脳卒中になりやすい。

入浴中の急死者だけでも、全国で一万四千人。
昨年の交通事故の死亡者数は八七四七人。
その数はなんと交通事故の死亡者数の一.六倍にもなる

従来のように各部屋に暖房機を置いて暖房する方法だと、廊下、
トイレ、脱衣場までも暖房は行き渡らなかった。
人が居る場所を 人が居る時間だけ暖房し、就寝時間には暖房
を切る生活が あたり前だと思っていた。

「リビング、ダイニング、キッチン、寝室、廊下、トイレ、脱
衣場はもちろん、玄関、押入れの中まで、つまり、家じゅうす
べてを24時間暖房することにより、脳卒中で倒れる人の数は
かなり減少します。これも山栄建設の技あり施工の一つです」
と一級建築士の下垣内美幸さんは話す。

住宅の仕様によっては、そうした家の中の急激な温度変化は改
善できるという。

脳卒中標準化死亡比(平成6年度 健康マップ)によると、男
性の場合、最も死亡率が高いのは栃木県で次いで青森県、秋田
県と続く。

最も低いのは沖縄県で次に大阪府、三位が意外なことに北海道
だ。

「北海道では高断熱・高気密の住宅を24時間暖房します。
廊下や脱衣場などにも必ず暖房機を設置しています。
山栄建設の家は暖房の方法が従来とは違い、床下、壁の中
天井裏を暖めているので家じゅうどこも ほとんど同じ温度
にすることができるのです」(山栄建設 下垣内)

24時間暖房しても断熱の性能と熱交換換気扇により、ランニ
ングコストは思っている以上に安く済む、という。

「人が居る時だけ暖かくする部分暖房のランニングコストとほ
とんど変わらず、家じゅうを24時間暖房できます。それは土
壁の30〜40倍もの断熱性能を持つ断熱材で家じゅうすっぽ
りと包み込んでいるのと熱交換換気扇のおかげです」(下垣内
さん)

従来の部分暖房と断熱性能の良い家での24時間連続暖房の
ランニングコストの違いを車の燃費に例えてこう説明する。

「渋滞にかかり、ローギアでゴー、ストップを繰り返している
のが従来の人が居るときだけの暖房です。トップギアで高速道
路を快調に走っている状態が山栄建設の家の暖房です。24時
間暖房しても燃費が良いのが分かっていただけると思います」
(山栄建設 下垣内さん)

車といえば、交通事故をなくすために交通ルールがあり、自動
車を運転するには免許証の取得が必要だ。
交通事故の1.6倍と言われる入浴中の急死者に対し、工務店
はもちろん、これから家づくりを考えている人も原因や対策を
勉強する必要があるのでは。


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