ビジネス情報 平成16年4月20日
工務店の技あり施工⑱
山栄建設(株)

健康住宅の条件に対する 山栄建設の取り組み 3


ダニは、アレルギーの原因物質。
だから、健康住宅の条件のひとつは、ダニの繁殖密度が低いこと。
ダニの発生予防と住宅の関係について山栄建設の山本社長に伺った。

◇アレルギーの原因であるダニの繁殖条件を教えてください

家の中に発生するダニの量は、この20~30年で三倍近くにもなったと言われています。
ダニの繁殖条件は、温度20~30℃、湿度60%以上です。
外気がこの条件になるのは6~9月ごろですが、その他の時期でも不適切な暖房や加湿により条件が満たされます。
カビやフケ、アカ、食品のクズ、ダニ昆虫の生体、屍骸がダニのエサです。
繁殖場所としてはじゅうたん・カーペット、布団、毛布、布製のソファーやぬいぐるみなどです。


◇山栄建設の家「FB工法」のダニを繁殖させにくい技ありとは?

広島大学が8月に、外気とFB工法の家の中7か所の湿度を一週間測定しました。
その結果をごらんください。



高温多湿の夏なのに、家の中の湿度は常に40~60%と理想的な状態です。
これは、一般に住宅と比べて家全体の湿度調整がしやすいからです。


◇FB工法の家と一般の家とは具体的にどこが違うのですか?

換気の方法と、FB工法の家には基礎に換気口がないことが違います。
一般の住宅は、換気をすればするほど、室内は外気の状態に近づきます。
これは、外気を直接室内に取り入れるからです。
山栄建設の家は、熱交換換気扇を経由した換気方法です。
温度や湿度を室内の状態に近づけてから取り入れます。
また、一般の住宅の場合、基礎に換気口があり、そこから水蒸気が入ってきます。
たとえば、外気が温度22℃、湿度60%の時、床下は影なので温度は低くなり17℃になったとします。
すると、床下の湿度は82%にもなってカビが発生しやすくなります。
外断熱・二重通気の山栄建設の家は、室内だけでなく、床下や壁の中まで湿度の調整ができやすい理想の工法です。


◇湿度を調整すればダニが減り、ダニアレルギーを予防できっるということですね。

高温多湿の我が国では、住まいはかなり早い時期から湿気の管理機能を持っていた。
この根本的な機構が、安全・健康・快適というテーマに対する解答に違いない。

問い合わせ
山栄建設株式会社
福山市御幸町下岩成 1144-3
電話 084-955-7700


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