ビジネス情報 平成16年10月20日 工務店の技あり施工㉔ 山栄建設(株)



健康住宅の条件の八つ目として、“夏の高湿度、冬の過乾燥を生じない住宅”が挙げられる。
快適な室内空間をどのように維持するのか、外断熱・二重通気工法で実績のある山栄建設の山本社長に伺った。



◇理想的な湿度について教えてください。

理想的な湿度は40~60%。
これより高いと不快に感じるだけでなく、カビが生えやすくなります。
低いと風邪のウイルスが浮遊し、風邪をひきやすくなります。
そのうえ、乾燥により木材の反りや割れなどを起こし、住宅の老朽化を進めます。

また、寒くなると住まいの大敵“結露”が発生し、建材の腐朽により家の寿命を縮めるだけでなく、カビやダニが繁殖しアトピーやアレルギーなど住む人の健康にも悪影響を与えかねません。


◇結露について、もっと教えてください。

例えば、快適なはずの20℃、50%の空気が10℃の場所に触れると、湿度100%となりこれ以下の温度では結露になります。
普通の家では、暖房をつけて生活していますが、寝るときは暖房を切ります。
さらに、ストーブの上にやかんを置いて加湿している人も多いでしょう。
暖房を切り温度が下がった空気が、窓ガラスや壁、家具の裏、押し入れの中など冷たい物に接すると、そこに結露が発生します。
壁の中、床下、など見えないところが結露する可能性もあります。





◇結露を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?

家じゅうを結露しなお温度に保つこと、それと換気です。
気密性が高くなった現代の住宅だからこそ意図的に窓をあけるなどして換気をすることが必要です。


◇ズバリ山栄建設の技ありは?

外断熱で二重通気、そして24時間計画換気が特徴。
優れた断熱性と気密性を誇り、独自の暖房方法により床下、壁の中、天井裏を含め押し入れ、トイレ、廊下、リビング、寝室、台所、浴室などを24時間快適な温度にします。
換気には熱交換機を用い、排出する室内の空気の熱を取り込んだ新鮮な外気に移します。
これでずいぶん冷房費が抑えられます。
柱などの木材が乾燥して強くなることで家の寿命も延びるので、経済的で環境にも優しいといえます。
家全体の温度や湿度を理想の状態にコントロールできるのは弊社の技ありだと断言できます。(山栄建設 山本社長)


伝統的な日本家屋には、すき間が多く、通気性が高く湿度の調整ができていた。
近年、防寒対策で気密を高めたために、結露など多くの問題も抱え込んでしまった。
真の健康住宅は、そこに住む人の健康だけでなく、建物自体を長持ちさせ、ひいては地球環境にも通じると社長の話から伺うことができた。



問合せ
山栄建設(株)
福山市御幸町下岩成 1144-3
電話 084-955-7700


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