ビジネス情報 平成16年12月20日 工務店の技あり施工㉖ 山栄建設(株)


◇ 一生に一度の家づくり。
後悔しないためには、やはり注文する側にも知識が必要です。
前回暖かな家づくりには「断熱」「気密」「換気」「暖房」の四つの基本性能が欠かせないとのことでした。
今回はその続きを山栄建設の山本社長に伺ってみましょう


今回は、断熱と気密についてお話ししましょう。
暖かい家を造るには断熱材で家じゅうを覆うことが必要です。

人間の服でいえばセーターなどを着る状態です。
断熱の方法には内断熱工法と外断熱工法とがあります。



◇内断熱工法と外断熱工法ですか。
人間の服に例えるとどういうイメージになりますか。

目の粗いセーターがグラスウールの断熱材を使った内断熱。
マリンスポーツなどで着るドライスーツが外断熱でしょうか。
内断熱工法は壁の中に綿状の断熱材を入れ、壁の中の空気を固定させることで熱が逃げないようにします。
しかし、壁の中にすき間ができたり、床や天井の断熱材が連続できずに、断熱性能が十分に発揮できなかったり、壁の中に湿気がこもり蒸れてしまうケースも多くあります。
それで、断熱材の内側にはビニールなどのシートで被うことが義務付けられています。



◇目が粗いセーターだと熱が出入りするので、セーターの下に雨合羽を羽織る必要があるし、湿気に弱いということですね。

そのとおりです。
これに対して、柱の外側を板状の断熱材で覆う外断熱工法があります。
山栄建設の家 FB工法はこの外断熱工法です。
当社が扱っている断熱材“FBボード”は、熱にも湿気にも強く断熱性能に優れ、フロン類を一切使っていない地球にも優しい最高の断熱材です。



◇内断熱より外断熱の方が断熱が途切れないので、熱も逃げないしセーターよりドライスーツの方が湿気による影響を受けにくいということですね。
それでは、山栄建設の技ありを教えてください。


外断熱でありながら高断熱です。
一般的な外断熱工法は従来使われてきたグラスウール断熱材と同じ断熱性能しかありませんが、FB工法の断熱性能はそれらの倍もあります。
断熱材による柱の蒸れを解消するために、床下や壁の中の木材を常に新鮮な空気に触れさせているので、柱や床下には防腐剤やシロアリ駆除剤を使っていません。
ドライスーツと皮膚の間に常に空気を流している状態です。
また、FB工法は外断熱工法として全国で初めて一般住宅の10倍という最高ランクの気密認証を取得いたしました。

◇一般住宅の10倍ですか。すごいですね。
こだわりの家づくりの技術がユーザーはもちろん、国からも認められたということですね。




問合せ
山栄建設(株)
福山市御幸町下岩成 1144-3
電話 084-955-7700


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