ビジネス情報 平成17年 3月20日 工務店の技あり施工㉙ 山栄建設(株)


◇ 一生に一度の家づくり。
後悔しないためには、やはり注文する側にも知識が必要です。

今回は天井の断熱方法です。
暖かい空気は上に移動するので、天井の断熱はとても大切なことだと思います。
外断熱工法を平成7年から採用している山栄建設山本社長に伺いました。



ほとんどの建物は天井裏に断熱材を入れます。
しかし、間仕切り部分には柱や筋交いがあり、断熱材が途切れ、そこから熱が逃げます。
山栄建設の家では、天井の上の梁部分に下地を組み、断熱材を敷き詰めることできちんと密閉することができます。

その方法も壁と同様に土壁の約30倍の断熱性能を持ち、湿気や熱に強く、しかも燃焼時に有毒ガスの出ないFBフォーム
を二重に張り、天井部では10センチ厚の断熱施工をしています。
さらにその上に合板を張り、固定させています。
もちろん、小屋裏を暖かいロフトとして利用したい時は、屋根の部分での断熱施工もできます。






◇土壁の30倍の断熱性能が10センチあるということは、3メートル土壁があるのと同じ断熱性能ということですね。
山栄建設の技ありをまた一つ理解できました。


また、この床組みは箱のふたをしたときをイメージすると理解できると思います。
建物の水平強度を増し、地震対策にもなります。
それに、天井裏がオープンになっているので、電気や電話配線などのメンテナンスや増設が住んでからでも容易にできます。

山栄建設の天井断熱の技あり
 1.床張り部分に断熱することで、完璧に密閉施工
 2.水平強度を増し、地震に強い
 3.小屋裏がオープンなどで、設備工事などのメンテナンスが容易



小屋裏の有効利用や地震対策など、暖かさを求めるだけでない工務店の技あり施工がここにも活かされているんですね。





 ■メディア掲載に戻る     ■工務店の技あり施工に戻る