ビジネス情報 平成17年 9月20日 工務店の技あり施工 ㉟ 山栄建設(株)

◇ 一生に一度の家づくり。
後悔しないためには、やはり注文する側にも知識が必要です。

ペットと暮らす快適な家。
今回はペットにとって快適な住まいにするためにはどうすればよいか、山栄建設山本社長に伺いました。


飼い主さんが一番気がかりな“ペットにとって快適な住まい”にする工夫を教えてください。



ペットを人間の生活環境に引き入れた場合、本来それら動物が生息していた場所、または生まれ育った場所の自然環境とは異なる条件の下で生きていくことを余儀なくされます。
ペット本来の習性を知り、できるだけストレスをためないよう留意し、愛情をもって育てていきたいものです。

まず、日照や温度、湿度、空気、水などの自然環境を整えましょう。
次に、自動車の排気ガスや飲み水に含まれる有害物質、シロアリ駆除剤や防腐剤、建材からの有害物質などの環境汚染物質を排除しましょう。


◇ペットに適した温度は何度くらいですか?

ラットやマウス、ハムスターやモルモットは20~26℃。
ウサギや犬、猫は18~28℃が適正温度とされています。
高温による代表的な疾病は脱水症や熱中症などがあります。
また、室内で飼われている猫や犬、特に人気のある小型犬などは寒さに弱いので注意してください。


◇ペットを飼う場合、火を使う暖房機器は危ないですね。

ストーブによる暖房は火災や事故の心配だけでなく、燃焼によって発生すりる一酸化炭素をペットが吸い込むと血液中の赤血球と強く結合して一酸化炭素中毒になります。
また、ストーブは対流式の暖房なので天井に近いほうは暖かくてもペットのいる足元は温度が低いという現象が起こります。
また、電気カーペットの場合、犬がコードを噛んで感電してしまうことも考えられます。
空気がきれいで足元から暖かい床暖房ですが、低温やけど恐れがあります。
新築の場合でしたら、床、壁、天井が暖かく、ふく射暖房のFB工法なら安心でしょう。


◇次に、ペットに適した湿度を教えてください。

適正な湿度条件は、犬や猫、ハムスターやモルモット、ラット、マウス、ウサギなどでは30%以下、70%以上になってはならない(40~60%が適)と言われています。
壁材や天井材の中には、ジメジメしているときは湿気を吸い、カラカラのときは蓄えていた湿気を放出し快適な湿度に保つ建材があります。

除湿にはエアコンのドライ運転も有効です。
冬場の加湿は暖房を止めると結露となり、カビ、ダニの発生を招きます。
24時間暖房で室内だけでなく床下や壁の中の湿度もコントロールでき、結露の発生を抑えた弊社のFB工法なら安心です。

高温多湿の日本でペットを家の中で飼うと腐朽菌や病原微生物の増殖にもつながりやすく、不衛生な環境により悪臭やダニ、カビ、皮膚病などの原因やストレスとなります。
ペットの習性を知った工夫と適度な換気と日射、適正な温度、湿度を与えることがペットと暮らす快適な家の条件です。


問合せ
山栄建設(株)
福山市御幸町下岩成 1144-3
電話 084-955-7700


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