ビジネス情報 平成18年  7月20日 工務店の技あり施工 ㊺ 山栄建設(株)


IHクッキングヒーターは、21世紀の新しい調理機器としてすっかりおなじみになってきた。
しかし、「IHクッキングヒーター(以下、IH)から発生する電磁波は大丈夫?」という声を耳にすることがある。
そこで、今回はIHの電磁波について、山栄建設㈱の山本社長に聞いてみた。
まず、電磁波とはどんなものですか?


電気のある場所「電界」と磁気のある場所「磁界」がお互いに影響し、遠くに波のように伝わる現象が発生します。
この波のことを電磁波といいます。

自然界では太陽光線が、またテレビやラジオの電波、レントゲンのX線も電磁波の一種です。
IHだけが電磁波を出しているわけではないのです。


◇IHの電磁波レベルは危険なのでしょうか?

IHの電磁波は、一般の家電製品と同じように、中国地方では電源部の60ヘルツの「低周波対」と、加熱部の20~90キロヘルツの
「中間周波数帯」の二つの周波数帯から発生しており、そのレベルは表の通りです。




図より、IHから生じる電磁波は、国際基準である「ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)」のガイドラインを大幅に下回っており、
ほかの電気製品と同等レベルといえます。


◇電磁波の発がん性は?

WHO(世界保健機関))の付属機関であるIARP(国際がん研究機関)が2001年に発表したレポートによると、IHから発生する電磁波
は、コーヒーや漬物、わらび、ガソリンと同じ「グループ2B(発がん性があるかもしれない)」に分類されています。
よって、IHから発生する電磁波の影響は、日常生活で摂取するコーヒーや漬物と同じ程度です。

IHは別名「電磁調理器」とも呼ばれているため電磁波を多く出しているというイメージをお持ちかもしれません。
しかし、これは誤った認識と言えるでしょう。
どうぞ安心してIHクッキングヒーターのある便利で快適な暮らしを満喫していただきたいと思います。

問合せ
山栄建設(株)
福山市御幸町下岩成 1144-3
電話 084-955-7700


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