ビジネス情報 平成18年  10月20日 工務店の技あり施工 ㊽ 山栄建設(株)


住宅を建てるときに必要なものの一つに、湯を沸かす給湯機があります。
給湯機と言っても熱源は電気、ガス、石油など様々ですが、今回は深夜電力の割安な電気代を使用し、光熱費をグーンと落とせる「エコキュート」について㈱コロナ広島営業所の山崎和弘主任に聞いてみました。
エコキュートは経済的なんですか


エコキュートは、1か月の給湯にかかわるランニングコスト(電気代)が1000円(年間平均)程度ととても経済的なんです。
もちろん、家族構成や湯の使用量、また季節などによっても異なりますが、家族四人の標準家庭で給湯にかかる電気代が月平均約1,000円程度と。やはり驚きでしょう。


◇でも、どうしてそれだけ電気代が安くなるのですか?

エコキュートは、ヒーターや火で直接水を温めて湯を沸かすのではなく、大気の熱と二酸化炭素(CO2)という自然の力をりようして湯を沸かす仕組みなんです。
CO2ha地球温暖化の原因となる物質ですが、エコキュートでは冷媒になります。
システムを詳しく説明すると、まず大気の熱を吸収してCO2に集めます。
次にこの熱をコンプレッサーで圧縮すると、最高130℃の高温になります。
そこで、この高温を熱交換器で水に伝えて約90℃の湯を沸かし、この湯を貯湯タンクユニットに貯めておくというシステムなのです。

さらに、湯を貯湯している貯湯タンクでも高効率を実現しています。
コロナの商品で説明すると、特殊成型断熱材採用により、優れた保温性を実現し、貯湯している湯がさめにくく作られています。
さらに、利用者の過去1週間の湯の使用量を記憶し、必要な分だけ湯を確保。
学習機能を搭載し、高効率を図っています。
タンク内部では湯と水の境界湯(中温湯)の湯を有効的に活用し、効率の良い運転を行っているんです。


◇エコキュートって電気代が安いだけでなく環境にもとても良いと聞いたのですが?

そうなんです。エコキュート1台には約1キログラムのCO2が封入されていますが、アンモニアなどを製造した際の副産物として発生したものを利用しており、環境負荷に配慮されています。
さらに、大気から熱を吸収し湯を沸かすヒートポンプシステム四季を採用することで、CO2の排出量を大幅に削減で、しかも省エネルギーにも貢献しています。


◇でも、電気代が安くても本体の価格が気になりますが。

本体価格だけ比べると高いと思われるかもしれませんが、ランニングコストが断然安いので最初にかかる価格の差は数年で取り戻せるはずです。
また、エコキュートは設置する際、国の補助金制度を利用することができます。
平成18年度の補助金制度がすでにはじまっていますが、詳しいことは是非山栄建設にお問い合わせください。


問合せ
山栄建設(株)
福山市御幸町下岩成 1144-3
電話 084-955-7700


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