ビジネス情報 平成24年  6月  1日 工務店の技あり施工 115  山栄建設(株)

最終回


外断熱・二重通気FB工法 「冷えは万病のもと」

 家づくりにとって、大切なことは見えないところの環境にあります 


 さわやかな5月が終わり、6月はムシムシ・ジトジトとうっとうしい梅雨の季節です
春が訪れ、桜が満開の頃の昼間の温度、「20℃」は、山栄建設の家では冬の
間の家じゅう全ての場所の温度です。

 真冬に、山栄建設の家が暖かくて快適なのは嬉しい性能ですが、これからの
梅雨の時期の湿度の高さから、室内だけでなく床下・壁の中が解放されるのも
山栄建設の家ならではの性能です

 ここ、山陽地方でも近年、高気密・高断熱住宅が増えてきました
気密・断熱が高くなればなるほど床下環境に細心の注意が必要です

 日本における、高気密・高断熱住宅の先駆けとなった北海道では、床下に
ナミダダケというキノコが発生して、築数年の家の床が落ちるという事件が
ありました。
目に見えない、水蒸気の仕業です
屋外の空気が、換気孔を通じ、温度の低い床下に自由に出入りする家を
つくったからです

 例を挙げて現象を説明しましょう
例えば、シイタケを栽培するのに、木陰や寒冷紗の下に菌床を置くのは
なぜだかわかりますか
空気は、温度が冷えると水蒸気を含む器の大きさが小さくなり、湿度が高く
なります
木陰や寒冷紗で日陰になると、温度が下がって湿度が高くなり、菌の育成に
適した環境になるからです

 これは、家において外部より約5℃低いと言われる床下にもそのまま当てはまります
屋外では、快適な22℃・湿度60%の空気は、床下では17℃・82%の多湿状態になり
梅雨の、屋外30℃・83%の空気は、床下では25℃・100%の飽和状態になります

 湿度は、60%を超えると、カビやキノコなどが繁殖しやすくなります
梅雨のない、北海道でさえ床下にキノコが発生し、家を腐らせました

 梅雨のある、本州において大切なのは、床下・壁の中に湿気によるカビやキノコを
発生させない家づくりです
化学物質である防腐剤や、農薬であるシロアリ駆除剤を床下に散布しなくても
良い家づくりです
つまり、住む人を農薬や化学物質、カビやキノコ、ダニや結露から守ることができる
家づくりです

 山栄建設の家には、木曽に換気孔がありません
すなわち、屋外の空気が床下に影響を与えないのです
山栄建設の家の床下・壁の中は、常に理想的な温度・湿度、通風を保っています
見えないところの環境に配慮した「工務店の技あり施工」で、これからも皆さんの
家づくりのお手伝いを続けてまいります

福山市御幸町下岩成 1144-3
山栄建設株式会社
代表取締役 山本敏史
084-955-7700


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