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経済リポート 2018/7/10 

■記事

理容師の指名大切に 理容店経営者を育成

<写真>左から父・横溝暁(会長)さん、誠社長、息子・諒さん

福山駅西地区。かつてこの場所には武家屋敷が並んでいた。江戸から明治へと時代は移り、富国強兵策により福山駅が竣工し、工場が立ち並ぶ。戦後、工業跡地など広大な土地を利用して、ダイエー、ニチイ、キャスパ、そごうといった大型商業施設ができた。あかつきのルーツは、1933(昭和8)年に同所で開業した、鍼灸院「延命堂」である。今年創業80周年を迎え、58(昭和33)年12月に開業した「あかつき」は創業60周年を迎える。


―今年はあかつきの節目の年なんですね。
「あかつきの前身、「延命堂」は私の曽祖父・多平(たへい)が開業し53(昭和28)年、二代目で祖父の新(あらた)に引き継がれました。58(昭和33)年、父・暁(さとる)が鍼灸院の横で『理容室あかつき』を開業しました」


―創業85年、あかつき開業60周年を記念して企画写真展を開かれたそうですが。
「『理容あかつきとこのまちの歴史展』−このまちとともに歩んだ85年―(写真)を5−6月、リム・福山で開きました。戦前、戦後、70年代、80年代、90年代に分けて街の様子を写真で紹介。75年の駅前の様子、87年の駅前。92年、そごうのオープンなど、福山駅周辺、三之丸町、あかつきの歴史が一目でわかるよう展示しました」


―関西で理容修行していた横溝社長が、福山に帰られた時の様子を話してください。
「今から27年前(当時26歳)、京都で店長としてお店を任されていた時、福山にそごうがオープンしてまちが変わると聞かされ、悩みましたが帰福を決めました。帰福後すぐに店舗の大改装の準備にかかり、改装の翌年、福山そごうがオープンしました。その後順調に売り上げが上がりスタッフも増えていきました。帰福して4年後には法人化し代表取締役として先代より託された『理容業を誇りの持てる仕事にする』と言う想いも引き継ぎました。あれから27年、新しい理容を創造し続けましたが、これからその想いを次の世代に引き継ぐ準備を始めます」


―理容の文化を後世に残す努力をされているんですね。
「理容師の使命と社会に対する使命を大切にしています。帰福当時、将来の理容の後継者不足を予測し、理容師希望者のいる間にできるだけ多くの人を理容師だけでなく経営者まで育て独立を支援したいと考えてきました。そして現在、福山市内に6人、市外県外に4人の卒業生が開業し、それぞれ地域の理容業を引っ張ってくれています。私の息子諒(りょう)も理容の文化を守るためがんばってくれています。次の世代へと変わる時期が近づいてきました。私も先代のように上手にバトンが渡せるように頑張りたいと思います」



▶横溝 誠=1965年3月23日生まれ。福山市出身。83年福山市立高校卒。卒業後大阪、京都で理容の修行。91年帰福。96年法人化(有)あかつき 社長就任。趣味・福山の歴史研究。中小企業家同好会会員。福山駅前商店会街づくり推進部部長。備後福山築城隊隊長。

 
 
 
 

本格派理容室あかつき 広島県福山市三之丸町8-20
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